お求め易い 飾り易い 価値ある美術品

数ある銅版画の技法の中で、メゾチントという稀少な技法を駆使して作品を制作しているアーティストです。
この技法は他のどんな版画にも真似のできない写真といってもいい高い写実性が表現される技法です。
黒の世界に浮かびあがるふくろうや猫、小鳥、花々。美しい世界です。

黒の世界に存在するふくろう 猫 小鳥 花

黒の世界と申しますと暗闇・闇を想像される方もいらっしゃるかと思います。フランス語でマニエール・ノワール（黒の技法）といわれますが、勿論、作品は黒一色ではありません。黒と白が織りなすモノクロの世界と黒と鮮やかな色彩が織りなす世界がございます。
そのコントラストの美しさは観るものを魅了して止みません。
生田宏司曰く、メゾチントの黒の世界は宇宙から観る青い地球と同じ世界であると語っております。

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それは全ての工程を作家自身一人の手で行なっているからです。
銅板の製版から絵の描画、摺り、そして額装までと。浮世絵木版画でいう、絵師・彫師・摺師の分業制を一人で行う自画・自刻・自摺な訳です。
スタッフを雇い工房制作或いは専門の摺師職人を雇えば、当然コストがかかります。いずれ作家も体力的に無理な年齢になるとそうならざるを得ませんが、今現在は作家による制作が許されております。