東京に住んで何十年か経ちますが、まだ一度も訪れたことがない場所が沢山あり、それらを訪ねたいと思うようになりました。先日友人と迎賓館（赤坂離宮）から国立劇場、最高裁判所、国会議事堂へと散策しました。迎賓館では、手荷物検査を受け金属探知機のゲートをくぐってからでないと、入場券を購入できませんでした。その日は雨の予想が出ていた為、観光客は少なかったですが、長いロープの仕切とテントから土日祝日の混雑時はかなりの時間待ちがあると想像されました。

元赤坂から四ツ谷駅に戻り、番町文人通りにあるレストランを探すも、通りを一本間違えてうろうろ・・・・・やっとのことでお昼にたどり着けました。その後、新宿通りを皇居の方向に向かい、国立劇場へ。国立劇場ではＳＰらしき人々を見かけ何事かと思いきや、その日は日本国際賞の授賞式で天皇・皇后両陛下がお越しになられるからでした。千鳥ヶ淵で桜を見る一般的なコースをとらずに最高裁判所に向かいました。最高裁判所は事前申込でなければ見学できず、残念ながら外観を眺めるのみでした。

三宅坂から国立国会図書館、国会議事堂に向かい、国会議事堂は事前申込の必要がなく、衆議院と参議院では参観時間帯が違い待ち時間の短い衆議院を参観することにしました。衆議院参観者ホールは新しく広々とした空間で、ここでまた手荷物検査と金属探知機のチェックを受け国会議事堂に進みました。中央広間は4階吹抜きで、広さは267.65㎡・天井までの高さは32.62ⅿ、参観コースは2階部分からの見学で、広間の中央に立ち天井を見上げて叫びたくなるような荘厳で重厚なつくりでした。テレビで見慣れた衆議院議場は天井のステンドグラスが素晴らしく、晴天であれば太陽光により変化するでありう景色が見れるのに、その日はあいにくの曇り空で薄暗く残念でした。

国会議事堂の敷地面積は103.001㎡・建物面積は13.356㎡（延べ53.464㎡）・建築期間は1920年1月～1936年11月・建築費は2.570万円（当時の金額）・工事延人数254万人。日本を代表する建造物として参観することをお勧めします。無料で楽しめますよ。