絵画、美術品の販売|アトリエムーン アトリエムーンでは、福島学院大学で教鞭を執る油彩画家&クレイアート作家、古畑雅規の作品を中心に、個性あふれる作家の絵画や美術品の販売をしております。全国の有名百貨店の画廊やギャラリーなどでの個展を通じて、実際に観て感じる、美術品の良さを一人でも多くの方にお届けいたします。ぜひギャラリーアトリエムーンで価値ある本物の美術品を。

星の王子さま(1)

先日バオバブの木が焼畑農業の影響で絶滅の危機に瀕しているというニュースをみました。
その地で暮らす人にとっては農業で生計を立て、その手段である焼畑は当然の手段ではあるでしょう。一方、バオバブの木まで絶滅の危機にあると言う事実に悲しみを感じる人も多いのではないでしょうか。

 

星の王子さまでバオバブの木が登場したがどんな具合だったか気になり、本棚を探したのですが(確か1冊あったのですが)、見つからず図書館に行く事にしました。
図書館のパソコンで検索してみると、2005年以降多くの新訳本が出版されており不思議に思いました。日本では岩波書店が長らく作品の翻訳権を有していましたが、2005年1月に翻訳権が消滅した為に、各社から多くの新訳本が出版されたのです。

 

ここであらすじを載せさせて頂きます。
 飛行士の「わたし」は、サハラ砂漠に不時着する。翌日、小惑星から来た王子さまに出会う。王子さまの星には3つの火山と、バオバブの芽と、1輪のバラがあった。王子さまはバラの花を大切に世話してましたが、喧嘩をしたことをきっかけに、他の星の世界を見に行くために旅に出る。
  1番目の星 自分の体面を保つことに汲々とする王
  2番目の星 称賛の言葉しか耳に入らない自惚れ屋
  3番目の星 酒を飲む事を恥じ、それを忘れるために酒を飲む呑み助
  4番目の星 夜空の星の所有権を主張し、その数の勘定に日々を費やす実業家
  5番目の星 1分に1回時点するため、1分ごとにガス灯の点火や消火をおこなっている点燈夫
  6番目の星 自分の机を離れたことのない地理学者
 地理学者の勧めで、7番目の星、地球に向かう。地球に降り立った王子さまは、まずヘビに出会う。その後、自分の星よりも高い山を見、たくさんのバラを見て、自分の愛した小惑星、火山、バラはありふれた、つまらないものであったと思い泣く。
 そこにキツネが現れる。一緒に遊んで欲しいと頼む王子さまに、飼いならされていないから遊べない、とキツネは答える。キツネによれば、(飼いならされる)とは、
 「〈絆を作り出す・・という意味。〉もしきみがぼくを飼いならすなら、ぼくたちはお互いを必要とするようになる。きみはぼくのとってこの世でたったひとつの存在になる。
 ぼくもきみにとってたったひとつの存在になる。」
 キツネとの別れ際、王子さまは「心で見なくちゃよく見えない。大切なことは目には見えないんだよ。」と秘密を教えられる。
 「わたし」は砂漠に不時着してから8日目、蓄えの水が底をつき、途方に暮れる。「井戸を探しに行こう」という王子さまに、砂漠の中で見つかるわけがないと思いながら歩いていると
 井戸を発見する。王子さまと一緒に水を飲みながら、明日で王子さまが地球にきて1年になると教えられる。王子さまはその場に残り、「わたし」は飛行機の修理のため戻っていった。
 翌日、奇跡的に飛行機が直り、王子さまに知らせに行くと、王子さまはヘビと話をしていた。王子さまが砂漠にやってきたのは、1年前と星の配置が同じ時に、ヘビに噛まれることで、
 身体を置いて自分の小惑星に帰るためだった。別れを悲しむ「わたし」に、「自分の星に帰るのだから、きみは夜空を見上げて、その星のどれかでぼくが笑っていると想像すればいい。
 そうすれば、きみは星全部が笑っているように見えるはずだから」と語る。王子さまはヘビに噛まれて砂漠に倒れた。

 

余りにも短くしてしまいましたが、この本には沢山の珠玉の言葉がちりばめられています。1ページ読むだけでも色々な思いに駆り立てられ、時間を忘れてしまいます。
訳者の注・あとがきを含めて、ゆっくりと読み直したい一冊になりました。

油彩 古畑雅規

 

 

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ぜひアトリエムーンで価値ある本物の美術品を。

屋号 有限会社アート咲輝
住所 東京都練馬区谷原3-8-33
電話番号 03-5934-3767
営業時間 10:00~18:00:定休日 土・日・祝日
代表者名 咲間 昇
E-mail info@gallery-ateliermoon.com

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