白髪一雄
新型コロナウイルスの感染拡大防止の為、全国の小学校・中学・高校・特別支援学校を3月2日(月曜日)から臨時休校にするよう要請がだされました。突然の決定に小さなお子様がいらしゃる方々は戸惑い、今後の対応に苦慮されることでしょう。多くの人々が集う場所も(博物館・コンサート会場・スポーツ施設等々)休館の決定が次々となされています。
白髪一雄 東京初の大規模個展が東京オペラシティアートギャラリーで、1月11日~3月22日まで開催されるはずでした。昨今の状況で臨時休館(2月29日~3月16日の予定)となりましたが、今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によっては休館延期も否定できません。
白髪一雄(1924年~2008年)は、戦後日本の前衛芸術を牽引した具体美術協会の中心メンバーとして知られ、近年改めて注目を集めています。
兵庫県尼崎市に生まれ、京都で日本画を学び、洋画家に転向した後、次第に前衛的な表現に惹かれるようになり、1955年吉原治良が率いる具体美術協会に加わります。画布を床に敷き天井から吊るされたロープにつかまりながら、大画面にはだしの足で絵の具を塗り広げ、激情的な抽象画を描きました。具体美術第1回展から72年の解散まで国内・海外の具体美術展に参加出品していました。
1960年代以降は密教に興味を抱き、71年比叡山延暦寺で得度、厳しい修行を積んで天台僧の資格を得ました。アトリエに不動明王を祀り、般若心経や真言を唱えてから絵画制作に取りかかるようになりました。主題も仏教に求め、70年代初めから10年間密教シリーズと言われる作品を残し、白髪自身は「抽象の仏画」と呼んでいたそうです。コロナウイルス感染拡大が収まり、美術展が予定通り再開されこれらの作品をみたいものです。
最後になりましたが、新型コロナウイルスに感染された方、入院された皆様の回復を心よりお祈り申し上げます。
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